院内設備
コンピューター断層撮影装置(Computed Tomography)
CTとは・・・
X線管球とX線検出器が人体をはさんで対向し、X線を照射しながら回転して得た情報をコンピューターで処理して画像化するものです。体のあらゆる部位において輪切り状の断層像を得ることができます。
以前のCT装置では1秒間に1~2枚の画像しか得ることができませんでしたが、この度当院が導入した最新型のCT装置は、1秒間に最大95枚(従来型CT装置に比べ約100倍)の撮影が可能となりました。
最新型CT装置はコレステロールで詰まっている心臓の血管を明瞭に描出することが可能になり、心筋梗塞、狭心症、心不全などの心疾患の検査にたいへん効果を発揮します。 当院が導入しました最新型CT装置は、世界で初めて心臓の検査(120mmの撮影範囲)を8秒の息止め時間で撮影可能とし、患者様の大幅な負担軽減を実現させました。 また撮影部を360度自由な方向から立体像(3次元画像)として観察することが可能です"検査目的:従来のX線撮影では不可能であった軟部組織の診断。
(骨の中や骨の後ろも検査可能です。)
検査方法
CT装置のベッドに横になるだけです。
検査時間
数分~数十分(検査内容により異なります。) 検査時の苦痛:全くありません。(造影剤注入の場合は静脈注射をします。)
検査時の服装
検査をする部位の金具は外していただきます。
磁気共鳴画像撮影装置(Magnetic Resonance Imaging)
MRIとは・・・
核磁気共鳴を用いた画像診断装置で身体の断層像を撮影する装置ですが任意の断面(縦、横、斜め切り等)の撮影が可能で画像診断に役立てます。X線を使用せず強力な磁石(磁場)を使用し撮影するので、被曝の心配はありません。また造影剤を使用せずに、血管を撮影(MRA:磁気共鳴血管撮影)することができます。当院のMRI装置はPHILIPS社製の高磁場1.5T(テスラ)が2台稼動しています。
検査方法
専用の検査台に寝ていただき動かないようじっとしていただきます 検査時間:15分~1時間ぐらい
(*検査部位・内容で変わります)
検査時の苦痛
検査中は『ドンドン』・『ダダダ・・・』といった工事をしているようなかなり大きな音がしますが、痛みはありません。(造影剤を使う場合は静脈注射をします)
検査時の服装
強い磁石(磁場)を使用していますので、金具類は外して頂きます。場合によっては、検査衣に着替えていただきます。
注意事項
強い磁石(磁場)を使用していますので、キャッシュカード、テレホンカードなどの磁気カード類、時計、補聴器、携帯電話等の機器類は持ち込むと壊れてしまいます。手術や外傷などで体内に金属類(ペースメーカー、人工関節)や閉所恐怖症の方などは検査ができない場合がありますので必ず事前に医師にお知らせください。
血管造影撮影装置(Angiography)
当院では、最新の血管造影撮影装置を導入し、頭部や心臓を中心として、腹部、四肢等の血管に細い管を入れて血管を映し出す血管造影検査や血管内治療を行っています。この装置により、血液の流れや血管を立体的にみることができ血管病変の早期診断、早期治療が可能になります。